プリンヒストリー(プリンの歴史)#05

プリン

小麦や大麦は人類最古の作物で、約1万年前には栽培が始められ、約五千年前の古代エジプト時代には、石臼で挽いた小麦に水を加えてよくこね、できた生地を焼いてパンを作っていたようです。
このパンは平たく固いものでしたが、ある時こねた生地を放っておいたところ、大きく膨らんできたので焼いてみたところ、柔らかくて美味しいパンが焼けました。
どこからか紛れ込んだ天然酵母を使ったパンができた瞬間で、この時から様々なパンが作られるようになりました

ヨークシャープディング

さて、時は流れて1700年代ごろにはこの小麦粉がケーキやプディング(色んな材料を混ぜて蒸したり焼いたりしたもの)に一般的に使われるようになりました。
一方、イギリスの貴族の間では、日曜日に牛をさばいて塊のままオーブンで焼くという「サンデーロースト」という習慣がありました。
日曜日に作ったローストビーフはとても食べきれないので、平日にも余った分を食べるという食生活を繰り返すのが当時の貴族のメニューだったようです。


ローストビーフを作る時に、肉から滴り落ちる肉汁や脂肪が出てきますが、この熱々の肉汁の中に卵、小麦粉、牛乳、塩を混ぜた生地(Batter:バター)を入れ、火にかけて焼いていくとふっくら膨らんでパンのような「ヨークシャー・プディング」が出来上がります
このような食べ物は「バター・プディング」とも呼ばれ、イギリスではヨークシャーのある北部だけでなく南部でも作られていたようですが、肉汁が垂れてくるのを見てローストビーフと一緒に作ろう!と思った料理人のアイデアは素晴らしいですね!
このため、イギリスのローストビーフには必ずヨークシャー・プディングが添えられることになったということです。

ローストビーフとヨークシャープディング

ちなみにこの料理は、1737年にイギリスで発行された「女性の全義務(The Whole Duty of a Woman)」という本に「滴り落ちるプディング(dripping pudding)」としてレシピが紹介されています。本の内容はと言うと、女性の行為と振る舞いのためのルール、規範、観察からの意見を基にしたセックスのためのガイド本で、恋愛の話題もあり、既婚者、独身、さらには離婚した女性のためのヒントも書かれており、当時は大流行したそうです!
う~ん、興味はありますが、現代では売れないかな~!?

“The Whole Duty of Woman,” in World History Commons, https://worldhistorycommons.org/whole-duty-woman [accessed December 25, 2021]引用

なお、ヨークシャープディングと言う名前は、1747年、ハンナ・グラーゼという料理研究家(?)が著書『料理の芸術(The Art of Cookery)』に同様のレシピを出版し、「滴り落ちるプディング」を「ヨークシャー・プディング」と改名したものです。
それ以降、ヨークシャープディングはイギリスの伝統料理になっていますが、同じ「バター・プディング」の子孫でアメリカにはポップオーバーというレシピがあります
ポップオーバーはニンニクやハーブなどを使うところがヨークシャープディングと違うようです。

ポップオーバー

もう一つトピックとして、2008年にアメリカのロッキー山脈に住むイギリス人がヨークシャープディングを焼いたが高く膨らまないと言及したところ、イギリス王立科学協会は「ヨークシャープディングは4インチの高さに膨らまなければヨークシャープディングと呼べない」と宣言したそうです。
4インチは約10センチにもなりますが、本気なのか冗談なのか???
なんともプライドの高いイギリスらしいですね!

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